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組合大会議案より [組合活動]

2016年度の組合大会も成功裡のうちに無事終了。
少数でも、内容の濃い大会となったことは言うまでもない。
大会前に、一つの大きな係争事案が解決したこともあり、議論討議も具体的で前向きなものにすることができた。議案より部分的に抜粋してみる。

その他、組織運動、生存運動、広報、示威活動などなど多岐にわたって議論をした。
さ、2017年度も一歩ずつ進んでいこう。

あなたの参加を歓迎します!!


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株式会社某不動産会社事案が解決。


 株式会社某不動産会社に約4年ほど正社員として働いていた相談者が、組合員の紹介で加入し、当時の店の責任者のパワハラ及び未払い残業代を請求した事件。4回に渡る団体交渉を経て、解決金で解決した。
 当時使っていた手帳をもとに、労働時間を割り出した上、相手方は1月あたり30時間分の定額残業代を含めていたが、それを否認する形で残業代の単価を引き上げることとなった。手帳の記録での残業代請求は、判例通りにいくとおおよそ1/2が認められた例があり、さらに定額残業代については判例通りにいくと「固定残業手当」のような一目で残業代と分かるような手当に関しては、残業代として認められる傾向が強いこともあり、解決金した金額は法律で考えても決して少ない数字ではないと考えられる。
 第1回目の団体交渉から、ほとんど相手の言いなりで進めた。相手の望むように弁護士、社労士を団交に出席させた。というのも、相手が第1回目で金銭で解決するという提示をしてきたからそうなったのである。会社名も表に出さず、弁護士)の名前も表に出さずに進めた。ただ、最後の最後で、「組合は債権者ではない」「組合の口座に振り込むには、弁護士の立ち合いで当事者の印鑑が必要」という法的根拠のないこだわりを見せてきたため、こちらも社長が団交に出席するように求めるのと、時効の2か月分を支払うことをこだわり、お互いにこの部分を譲るならばと、譲歩した形で最後にいくらかを上乗せすることで終結へと至った。
 

 金だけの話をすると、非常に単純な話のように見えるが、これは非常に綿密な打ち合わせや勉強などを合わせた結果であり、これはどのような紛争であっても外すことのできないプロセスであるということは、絶対に認識しておかなければならない。
 事件の担当者の感想を述べると、今までは団体交渉においては、カンペのような形で文書を持ち込んだことはなく、ちぐはぐになりながらも何とか他組合員の力を借りながらこなしていた。今回は事前に団体交渉で言うべき点をまとめ、カンペを作り、それ通りに行うという手法を自分なりに確立した。そこが課題であったため、課題を克服し、また1つレベルアップした感がある。さらに、団体交渉よりも、むしろ事前の打ち合わせや勉強などのほうが重要であるということ、新たに知ることができた。
 我々はお金をもらって商売でユニオンをやっているわけではなく、構成員で組合費を出し合い、自らの信念に基づき行動している。当然活動費が組合から出るわけではなく、全て自分の出費で行われる(団交の実費(日当を除く交通費など)は出ます)。決して当事者はお客さんではない。そこをお客さんの立場で来られるため、そこから話をしないといけない。それを理解してもらうのが本当に難しい。
 会社との団体交渉は、綿密な打ち合わせと勉強、知恵を出し合えば何とか解決する。それよりもむしろ難しいのは、当事者のケアではないのかと、新たな課題を抱えることとなった。






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